090\サンバースト/
- MAKOTO TADOKORO

- 9月6日
- 読了時間: 2分

「サンバーストが出来上がったからみてくれ」と。スリランカから連絡があった。
故エナ・デ・シルバが立ち上げたスリランカの古都キャンディから車で1時間ほどいった工房「アルウィハーレ・ヘリテージセンター」からだ。
彼女が天国へ行ったあとも残された25名ほどの職人は彼女から教わった技法や原画をもとに作品を残し続けている。
3ヶ月ほど待ったか、送られてきた完成の写真に安堵と興奮が入り交じった。


今年の5月にスリランカを訪れた時はエナのオリジナルの色で染めがうまくいっていなかった。そこだけ指摘をして、作り直してもらっている。「エナがいない今、職人たちが引き継いで行っているので工房を運営するのはなかなか難しい」と工房をマネジメントする建築家のアミラ・デ・メルさんは言う。
アミラさんはジェフリー・バワの晩年に彼の事務所で働き、あのカンダラマホテルを設計した担当者でもある。
しかしながら、その意思を継ぎ作品を作り続けている事や、オリジナルを忠実に守ろうと努力し続けていることに拍手を送りたい。
そうした彼女たちの伝統と努力成果が手元に届くのがいまから楽しみで仕方がない。
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アーキディレクター MAKOの徒然blog
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