099 \大きな仕事がなかった2025年が、いちばん面白かった話/
- MAKOTO TADOKORO
- 2025年12月27日
- 読了時間: 3分
更新日:7 日前
2025年も、もう終わる。
正直に言うと、今年は「走り切った!」という感じではない。
むしろ、止まっていたからこそ見えたものが多かった一年だった。
昨年生まれた娘を、自宅兼Laboで育てながら仕事をしていた。
オフィスというより、建築のアイデアと素材が散らばった秘密基地みたいな場所なので、勝手にLaboと呼んでいる。
去年から続くトランプ関税や施主側の事情で、ハワイの住宅プロジェクトはストップ。
年明けの時点で、いわゆる「デカい仕事」はなかった。
でも今思うと、それがめちゃくちゃ良かった。
時間があった。
子育てもできたし、頭の中に溜め込んでいたアイデアを「ちゃんと形にする」ことを考えられた。
忙しさを言い訳にしなくて済んだ一年だったと思う。
今年いちばんの転換点

そんな2025年のど真ん中で、
『Architecture Book Bridge Sri Lanka』 が動き出した。
建築家の坂茂さん、古谷誠章さんにも協力してもらい、
建築書籍に触れる機会が極端に少ないスリランカの国立大学・モラトゥワ大学 建築学科の学生へ、世界中から建築書籍を届けるプロジェクトだ。
構想自体は去年からあった。
でも、やっと腹をくくって「出発」できたのが今年だった。
ネットより、人と会うほうが早い
このプロジェクトは完全ボランティア。
資金も書籍も、黙っていて集まるわけがない。
SNSで告知もするけど、やっぱり一番強いのは直接会って話すことだった。
ありがたいことに、今年は講義やツアーなどの仕事が5件ほど入り、
初めましての人たちに、自分の口でこのプロジェクトの話ができた。
そこから寄付につながったことも、何度もあった。
正直、ネットの世界はぼーっとぼんやりしている人が多い。実際僕もぼーっとしていることも多々あるから言えると思う。
検索もSNSも、課金と見た目がすべて、みたいなアルゴリズムで動いている。
ボランティアとか、地味で時間のかかることは、だいたい埋もれるのだ。
だからこそ、生身の人間と会うことの強さを、今年は何度も実感した。
そして2026年へ
今年出会った人たち、機会をくれた人たちには、感謝しかない。
その流れは、もう2026年につながっている。
年明けから講演やツアーの予定が入り、止まっていたハワイのプロジェクトも再スタートできそう。
点だったものが、線になり始めたのだ。
来年は、ちゃんと動く一年になりそうだ。
2025年は静かだった。でも、一番大事な一年だった。と来年言えるような年にしたい。
みなさんよいお年を
ーーーーーーーーーーーーーーーー〜
アーキディレクター MAKOの徒然blog
はじめましての方へ
筆者について→ andmako.com/prof
継続して読んでくださる方へ
下記のアドレスをお使いのブラウザーのブックマークにご登録下さい
ーーーーーーーーーーーーーーーー〜
