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016\花鳥風月/


久しぶりにスリランカのプロジェクトの事でたよりが届いた。

 

プロジェクト再開に向けての準備をするようだ。どうなるかわならないが、自分のいま進めていること、やることを曲げずに毎日をすごし、本格的に話がきたらすすめる方法を考えようかぁ。

 

さて、毎日の日課として、朝のウオーキングを3ヶ月ほど続けているのだが、東京のせわしない朝とは違い、いま僕のいるエリアは自然が豊かでなんとものんびりしていて平和である。ウオーキングしながら心と思考を整えるには格好の場所なのだ。そういう朝に知り合う人はみな品のイイ人たちである。


たまに歩いていると挨拶をしてくれる家の主人がいる。いつもは挨拶だけだが、今日は彼が外出するタイミングで出あった。どうやら近くの池にカワセミなどの野鳥を観察しにいくのだとか。

おだやかで、健康的な身体で、キリッとした眼鏡が光る紳士的な方だ。


冬は木の葉も落ちて野鳥の観察がしやすい。超望遠レンズのついたカメラと一脚をかかえながらいつもいく河辺まで同行した。


僕が毎日歩いているのを知っているので不思議に思った主人は「仕事はどうしているの?」と聞いてきた。「いまは自宅を事務所がわりに建築の仕事をしているんですよ」とこたえたら

「じゃあ僕と一緒だね〜」と。

一線を退いてはいるが、大手鉄鋼メーカーの設計部にいたのだとか。

しかもスリランカにも行ったことがあり、知り合いもいたようで驚きである。建築の業界はとても狭いなぁ。


そしていまは時間があると野鳥を観察しに外に出ているのだ。 

朝一番に美しいものを愛でる事はその日を豊かにしてくれると。

 

朝一で殺人事件を報道するニュース番組や、コマーシャルじみたSNSやYouTubeを見るよりも朝の景色をみに外を少し出歩くと人生が少し豊かになった気持ちになれるのではないだろうか。


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