
スリランカ人アーティストのラキセナナヤケは面白い提案をしている。
彼の自邸/アトリエ/Guest VillaであるDiyabubula。そこにあるBamboo Groveという名前のついたVillaの屋根はスケスケで、周囲の竹林と空が丸見えなのだ。
当然ながら森にいる猿やリスや鳥からも中の様子は丸見えなわけで、彼らはガラス屋根の中にいる人間という動物を観賞しているに違いない。
同様に、太陽や月や星の光もこのスケスケ屋根を透過して入ってくる。しかしダイレクトに入るのではなく竹林の揺らぎが絶妙なフィルターになり、少しばかりかホッとする。日が暮れたら寝る準備をし、日が出たら起きる、そんな暮らしだ。

"外からみると、水路の上に建っていることが分かる"
本来、人間も動物も自然の中で共存していたわけで、木の下や岩陰や洞窟で生活していた。
しかし、どこか作られた世界の中で生活している人間は自然に対して盲目になっていく。
外と内、見る見られる、そういった関係を通して人工物と自然、そして人間と動物という関係を改めて考えさせる装置として提案しているのだと思うのだ。
ただ、ひとつ個人的にNGなのは、ベッドの上、部屋の一番良いところにエアコンがドーーーーーンと鎮座していることだ!
たしかに昼間は温室のように暑くなるかもしれないが、そこはデザインやアイデアで創意工夫
できるはず。
安心して下さい!!冷やせますから!というギャグにしか見えない。。。

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アーキディレクター MAKO(田所真)
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