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019\ラグビーの聖地はただの窪地だった/

更新日:2024年3月28日


Archi Trip #01

2019年10月31日


成田→ハノイ→シドニーと飛行機を乗り継ぎニュジーランドのオークランドに降り立った。

 

今回の建築旅は1900年に設立され、2011年のラグビーワールドカップの舞台にもなった、聖地"Eden Park"を見学するというのが最初の目的だ。

日本での2019年ラグビーワールドカップがまだ終わらぬ最中、僕はニュージーランドにいたのだ。


見学登録し、施設管理者の方に案内されて内部へ、ピッチに降り立ったときの感動はいまでも忘れない。


ベルベットのようなやわらかち肌触りの天然の芝生、ミリ単位で刈り取られている。

試合中の選手としては致命的だが、寝転んだらそのまま永遠に眠りについてしまいそうだ。。。


もちろんのこと、転んでも怪我をすることをはない。



不思議に思ったのは、見渡すと不揃いな座席スタンドによってつくられていることだった。スタンド上部にいくとわかるが、デザインに一律性がないのだ。


スタジアム配置図 スタンド平面がゾーンごとに凸凹している

聞いてみると、何年にもわたりスタジアムが増築されていまのカタチになったのだとか。


その変遷が知りたくて、資料を見せてもらったら、驚くことに、このスタジアムとしての起源は、ちょうどよい窪地がそこにあったから!


なので、1930年の写真をみてもスタンドらしき建物は奥に一部あるくらいで、周りは丘になっている。

そこでラグビーをさせていたとのことだった。


驚くことにスタンドがないとなれば、トラックの荷台に木材で組んだ仮設のスタンドを置いて観客を載せていた時期もあったのだとか。


現代となっては工事費何百億、何千億円のスタジアムがプロジェクトの度に値段が高いだとか工事費が合わないだとかでマスコミの餌食になっているが、ただの窪地だったEden Parkをみていたら、いろんな想像力が膨らんできそうだ。


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アーキディレクター MAKO(田所真)

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