仕事というのは人と人との信頼関係で成り立つ。
今日はそのことを強く感じた一日だ。
スリランカで進行中の家具プロジェクト。パートナーと打ち合わせをしていると、上手く行かないことが多々でてくる。そうなると気持ちも落ち込む。
もちろん相手も日本の職人と比べて経験が足りないというのもあり、こちらが希望するクウォリティーに足らないこともある。
しかし、そこで上から叩くことはしたくない。僕の仕事のポリシーに反する。
いま何ができて、何ができないか、どうすれば上手くいくようになるか、それをとことん話し合う。そうすると徐々にだが僕の気持ちも相手が受け取ってくれる。
しかし、そこは仕事、それでも時間やコストや最終的なクウォリティで限度もでてくる。
諦めたくない気持ちと進めなきゃというアンビバレントな感情が僕の心の中で格闘するのだ。
一度、勇気をもってクライアントにそのことを素直に話してみた。
怒られる、悲しませてしまう。そんな予感をいだいていた。
もちろん気まずい気持ちをお互い感じ取ってはいたが。そっとクライアントから
「あなたが満足したものでやりましょう」
と声をかけてくださった。
僕がいたらないところがあったのに、それでも理解してくれて、とても恥ずかしい気持ちになった。そして嬉しかった。
いつでも自分のベストを尽くす。それを心にもつ。そうして人と仕事をするのは楽しい。
【ブログを再度ご覧いただく方法】
→こちらのサイトをお使いのブラウザーのブックマークに登録しますと便利です
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アーキディレクター MAKO(田所真)
建築家ブログ
プロジェクトやライフスタイルについて
つぶやきを徒然に
筆者について WEB→ andmako.com
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜